お正月といえば、必ず養蚕や作物の豊作を願って繭玉飾りをしたものです。和室の真ん中にヤナギの枝を何本も束ね、まるで樹木のようにして、食紅で染めた赤や白の繭玉を刺したものです。
本園では、大切な日本の文化を園児たちにも感じてほしい、引き継いでほしいという願いから毎年繭玉飾りを行っています。もちろんご家庭やご両親のご実家で今も行い、体験しているお子さんもいるかと思いますが、自分で繭玉をつくり、自分で刺す、それをお友達と一緒に楽しみながら行う。このことの意義も高いように思えます。
楽しそうに繭玉を作り、枝さえも吟味しながら刺している子どもたち、そして、出来上がった飾りの前で集合写真を撮っている子どもたちを眺めながら、ふと感じていました。
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